最近の筆者は週1回程度、winget(Windows Package Manager)でアプリを更新し、ソースが異なる一部のアプリはMicrosoft Store経由で更新している。おおよそ問題ないのだが、wingetは一部のアプリが更新に失敗してしまうのだ。

  • Cisco Webexの更新に失敗している

Cisco Webex(厳密にはCisco Webex Teams)の更新に失敗する理由は不明だが、同種のエラーが発生したのは初めてではない。本来であればインストーラーログを精査すべきだが、もともと筆者がCisco Webexに疎く、インストール直後に参加するオンライン発表会で使用する予定だったことから、GUIで再インストールしてしまった。

クライアントが古いままでもバグがなければ更新できなくとも問題ないが、何度もエラーメッセージを目にするのは面白くない。そこでWindows PowerShellからアンインストール&再インストールする手順を紹介する。

  • プロンプトに「winget uninstall Cisco.WebexTeams」と入力して「Enter」キーを押す

  • 続いて「winget install Cisco.WebexTeams」と入力して「Enter」キーを押す

これで最新版のCisco Webexがインストールされた。今回のポイントはアプリ名ではなく、IDを使用する点。wingetのリポジトリーには、Cisco Webex Meetings(ID: Cisco.CiscoWebexMeetings)も登録されている。アプリ名が異なるため混合することはないが、ソースの指定やクォーテーションマークでアプリ名を囲う必要もない。wingetのコマンドも「uninstall」「install」のみで操作も簡単だ。

  • コマンド実行後のアップグレード候補。Cisco Webex Teamsに関する問題はクリアした

ただし、アプリのアンインストーラーが設定内容をきれいさっぱり消すタイプのアプリに本操作は不向きである。その点だけ留意してほしい。