筆者は幼年期からゲーム好きだった。当時はブレイクアウトやスペースインベーダーが……と続くとおっさんの思い出話になるので割愛するが、Windows 11はPCゲームを支援するプラットフォームである。その象徴がXBox Game Barだ。
「Win」+「G」キーで現れるXBox Game BarはPCゲームに対する画面撮影・録画や、リソース消費情報を確認できる。コロナ禍直後は録画機能を多用していたものの、安定性などの観点から現在はOBS Studioに移行済み。画面撮影も長年使用しているツールがあり、筆者の環境ではXBox Game Barの有用性に疑問を持ちつつある。
ゲーム好きの筆者はI/O負荷を軽減するDirectStorageの動向に関心があるため、不要とまでは述べないものの、ビジネス用途のPCユーザーは無用の長物だろう(録画アプリが別にあれば)。XBox Game Barの無効化はバックグラウンド動作権限排除など、いくつかの方法がある。今回はWindows PowerShellからアプリをアンインストールすることにした。
Get-AppxPackage Microsoft.XboxGamingOverlay | Remove-AppxPackage
これでXBox Game Barアプリがアンインストールされ、「Win」+「G」キーは動作しなくなる。本稿執筆時にHKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GameDVRキーのDWORD値「GameDVR_Enabled」を編集して、データを「0」に変更する記事が散見されたが、値名が示しているとおりGameDVRは録画機能(DVR: デジタルビデオレコーダー)に関連する設定だ。ショートカットキーは無効にならない。
筆者も複数の方法でXBox Game Barの無効化を試したが、アプリ本体のアンインストールが一番確実だった。仮に長期休暇でPCゲームを楽しみたい、という場合は再度XBox Game Barをインストールすればよい。