Windows 11の標準音楽/動画再生アプリは「メディアプレーヤー」である。すでに特定のアプリで再生環境を構築している方には無用の長物だが、筆者が評価しているのはコンテキストメニューの扱いだ。
上図のとおりメディア系ファイルの関連付けが残っている場合は表示、関連付けを変更すると非表示になるのは正しいUX(ユーザー体験)である。そのためメディアプレーヤーはそのままにしているのだが、気になるのは「Windowsメディアプレーヤー従来版」の存在だ。
上図はJPEGファイルを格納したフォルダーだが、「Windowsメディアプレーヤー従来版リストに追加」「Windowsメディアプレーヤー従来版で再生する」が確認できる。ロジックは不明だが、別フォルダーから画像ファイルをコピーした場合、前述の項目は現れない。フォルダーを開いてサムネイルを作成した後も同様だ。
レジストリを編集して項目を非表示にすることも考えたが、今後も「Windowsメディアプレーヤー従来版」を使用する機会はないのであれば、アンインストールが一番早い。
Windowsメディアプレーヤー従来版の英名は「Windows Media Player Legacy」。ローカライズの甘さが出ているものの、今後なくなるアプリだからご愛嬌(あいきょう)の部類だろう。なお、再度Windowsメディアプレーヤー従来版が必要な場合は再インストールすればよい。