本連載を長くご覧いただいている方はご存じかもしれないが、筆者のデスクトップに「ごみ箱」はない。デスクトップは一時作業の場。各PCで作成した画面キャプチャーファイルや、実験スクリプトの実行ログはあれど、作業を終えたら削除してしまう。

誤ってファイル・フォルダーをごみ箱へ移してしまうミスは皆無ながらも、希(まれ)に「ごみ箱」へアクセスしたい場面がある。その際はエクスプローラーの「デスクトップ」からアクセスしていた。

  • 「デスクトップ」に並ぶ「ごみ箱」。「Win」+「E」キー→「Alt」+「↑」キーでアクセスできる

今回他の方法はないかと、Windows 11の検索ボックスで「ごみ箱」と検索すると下図が現れた。ここからも「ごみ箱」へアクセスできるようだが、検索文字列を入力するためにIMEを有効にしなければならない。

  • 検索ボックスで「ごみ箱」を探しても、ごみ箱フォルダーへアクセスできる

そこで活用したいのが「shell:RecycleBinFolder」だ。「ファイル名を指定して実行」やエクスプローラーのアドレスバーから実行すれば、そのままごみ箱フォルダーにアクセスできる。

  • 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「shell:RecycleBinFolder」と入力して「OK」をクリック/タップする

  • ごみ箱フォルダーが新たなエクスプローラーで開く

検索ボックスから起動する英語のごみ箱が必要な場合は、「explorer shell:RecycleBinFolder」でショートカットファイルを作成し、「%APPDATA%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」フォルダーに置けば、インデックスの更新を終えた後に利用可能になる。