OneDriveの同期を止めたいが、OneDriveクライアントが終了できない?

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いっそのこと外出時はOneDriveの同期を止めてしまうと、デバイスのバッテリー駆動時間が延びたり、ネットワークトラフィックや通信容量を減らせたりする。Windows 10バージョン1511ではOneDriveクライアントを終了すればよかったが、Windows 10バージョン1607では仕様が変わるかもしれない。

OneDriveクライアントを終了できない?

Windows 10のOneDriveクライアントは、独自のデスクトップアプリとして動作しているため、従量制課金接続の制限を受け付けない。

そのため、OneDriveによるトラフィック増加を抑止するには、OneDriveクライアントを終了させるのがもっとも簡単だ。

Windows 10バージョン1511では、通知領域に並ぶOneDriveアイコンのコンテキストメニューから簡単に終了できる。だが、Windows 10 Insider Previewで同様の操作を行うと、OneDriveクライアントの再起動が始まるようになった。

Windows 10 Insider Previewの動作が、Windows 10 バージョン1607に反映されるか現時点では不明ながらも、この仕様変更が組み込まれる可能性は高い。

OneDriveクライアントのプロセスを制御する

そこで今回紹介するのが、コマンドラインからOneDriveクライアントを操作する方法だ。「taskkill.exe」コマンドを使用し、起動中のOneDriveクライアントプロセスを終了させるのだが、いちいち入力するのは面倒なため、ショートカットファイルを作成する。

さらに、OneDriveクライアントを起動するショートカットファイルも作成しておこう。こちらはOneDriveクライアントの実体である「%LOCALAPPDATA%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe」にオプション「/background」を付ければよい。

後はデスクトップに作成した2つのショートカットファイルを実行すれば、OneDriveクライアントの終了や起動を自由に実行できる。

阿久津良和(Cactus)