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参照頻度の高いフォルダーをライブラリに登録しておけば、ワンステップでアクセスできるため、作業効率が大幅に向上する。今回はライブラリの使い方を紹介しよう。
ライブラリにフォルダーを追加する
前回述べたように、Windows 10でもライブラリは使用可能だ。
まず、ライブラリの設定はプロパティダイアログから実行する。ここではピクチャライブラリを例に説明するが、「ライブラリの場所」は、ピクチャライブラリから参照するフォルダーを管理する場所だ。
「追加」ボタンを押せば任意のフォルダーを追加できる。フォルダーの種類は制限されておらず、ローカルストレージ上のフォルダーはもちろん、ネットワークフォルダーも選択可能だ。例えば、NAS上で管理している資料や写真なども、フォルダー単位で追加していけばよい。
ここで再びプロパティダイアログを開き、「ライブラリの場所」でアイコンが付いていないフォルダーを選択してみよう。グレーアウトしていたボタンが選択可能になる。
「保存場所の設定」は、ライブラリにファイルを保存するときに、既定の保存先(フォルダー)を選択するボタンだ。「パブリックの保存場所の設定」は、PCを使うすべてのユーザーが参照可能なパブリックフォルダーとして指定するボタンである。
今や"一人1デバイス"の時代なので、後者を使うメリットは皆無に近いだろう。ライブラリ機能はWindows 7当時の設計を引き継いでいるため、そのまま残されている形だ。
また、ライブラリは既定以外にも、ユーザー独自のライブラリを作成できる。趣味や仕事のフォルダーを独自ライブラリに追加していくと作業効率が高まるので、ぜひ試してみてほしい。
阿久津良和(Cactus)