「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

Windows 7以降、ウィンドウをデスクトップの端や隅にドラッグすると、デスクトップに対して2分の1にウィンドウをリサイズする「AeroSnap」機能が備わっている。基本的には便利な機能だが、使いにくく感じる人もいるはず。今回はAeroSnapを無効にする手順を紹介する。

「マルチタスク」から無効にする

Windows 10では、デスクトップに対して4分の1にまでリサイズ可能になったAeroSnap機能だが、Microsoftはこのキーワードを使わなくなった。察するに、Windows 7時代から引き継ぎ、改良を加えた機能だからこそ、古い印象を払拭したかったのではないだろうか。

Windows 10のAeroSnapはデスクトップ4分割にまでリサイズできるようになった

AeroSnapは、ディスプレイをポートレート(縦画面)で使用していると、ウィンドウサイズを調整するのが難しい。例えば、筆者は4Kディスプレイの左右にフルHDディスプレイ2枚をポートレートとして配置し、一部の常用フォルダーを並べている。この状態でウィンドウサイズを微調整するとき、AeroSnapが稼働し、全画面にリサイズされてしまう。

そこでオススメしたいのが、AeroSnapの無効化だ。以前のWindowsでは各所で設定を変更する必要があったが、Windows 10は以下の手順だけでよい。

検索ボックスに「Aero」と入力し、「ウィンドウを画面の横または隅にドラッグしたときに自動的に整列する」をクリック/タップ

「設定」の「マルチタスク」が起動したら、「ウィンドウを画面の横または隅にドラッグしたときに自動的に整列する」をクリック/タップしてスイッチをオフにする

すると下図のとおり、AeroSnapが動作しなくなる。

これでウィンドウをデスクトップの端や隅にドラッグしても、AeroSnapが動作しなくなる(リサイズを示す効果がデスクトップに現れなくなる)

後は、常用するWebブラウザーやテキストエディターなど、任意のアプリケーションウィンドウを調整すればよい。AeroSnap機能を必要とするなら、同じ手順でスイッチをオンに切り替えておこう。

阿久津良和(Cactus)