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Windows 10に用意された機能の1つ「Wi-Fiセンター」は、2016年夏リリース予定のWindows 10 Anniversary Updateで取り除かれることが明らかになった。そこで現在のWindows 10 バージョン1511(Threshold 2)でも無効にしておこう。

削除するほどユーザーが少なかった「Wi-Fiセンサー」

別記事で述べたように、Windows 10 Insider Preview ビルド14342では、Wi-Fiセンサーによる連絡先ベースのネットワーク共有機能は削除されている。Microsoftは、「Wi-Fiセンサー機能を維持するためのコード更新コストと使用率を比べると価値がない」と理由を説明した。

ビルド10586(バージョン1511)とビルド14342の「Wi-Fiセンサー」

上図はWindows 10 バージョン1511(ビルド10586)とWindows 10 Insider Preview ビルド14342の「Wi-Fiセンサー」を並べたものだが、「連絡先によって共有されたネットワークに接続する」がなくなっている。

Wi-Fiセンサーは、外出時に検出した推奨されるオープンWi-Fiホットスポットへ自動接続や、Outlook.comなどの連絡先を通じて共有設定を行ったWi-Fiネットワークへ自動接続する機能だ。また、自身が共有設定を許可したWi-Fiネットワークを、仲間内(連絡先に登録されたユーザー)で共有する機能もある。

もちろん、Windows 10 Insider Previewは開発途上にあり、一度なくなった機能が再び復活する可能性もなくはない。だが、Windows 10もHotspot 2.0に対応し、Wi-Fiセンサー的な機能は不要になるため、現在使用していないユーザーは無効にしてしまおう。操作の手順は下図の通りだ。

「Win」+「I」キーを押すなどして「設定」を起動し、「ネットワークとインターネット」をクリック/タップする

「Wi-Fi」が選択されているのを確認し、「Wi-Fi設定を管理する」をクリック/タップ

「連絡先によって共有されたネットワークに接続する」をクリック/タップでスイッチをオフに切り替える

阿久津良和(Cactus)