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良くわからないがナゼかPCが再起動してしまう。そんな時は一度、メモリーを疑ってみるといい。今回はWindows 10から起動する「Windowsメモリ診断ツール」の使い方を紹介する。
PC不安定の原因はメモリー?
多くの人が目にしたことがあると思うWindowsのBSoD(BlueScreen of Death)、いわゆるブルースクリーン。原因は多岐にわたり、さまざまなデバイスドライバーの手動更新といった対策が考えられる。Windows 8.x以降は、ブルースクリーンは体感的に減った印象を持っているが、突然PCが再起動してしまう場合はメモリーの不良を疑ってみるとよい(ほかにも電源が原因であるケースも多い)。
筆者はPCパーツを個別に購入した自作PCを使っているが、ごくまれに一部のメモリーが原因となってBSoDが多発するケースを体験してきている。WindowsはVista時代から「Windowsメモリ診断ツール」を搭載しているので、症状が発生している場合は試してほしい。
Windowsメモリ診断ツールの実行方法
まずはWindowsメモリ診断ツールの実行方法。基本的には下図の手順だが、PCの再起動を必要とするので、あらかじめ作業中のアプリケーションはデータを保存して終了させておこう。また、Windowsメモリ診断ツールは「mdsched.exe」を実行しても起動できる。
メモリー診断は自動的に行われ、完了後も自動的にWindows 10が起動する。所要時間はPCのスペックや搭載メモリ容量によって左右されるが、Intel Core i7-4790と32GBメモリーのPC環境では、40分ほどで終了した。
上図の手順で診断結果を確認できる。操作ペインの「検索」を利用すれば、肝心のイベントを素早く見つけられるだろう。
診断オプションで詳細チェックも可能
メモリ診断中に「F1」キーを押すと、診断オプションの選択が可能だ。「テストミックス」の「基本」「標準」「拡張」はメモリーを診断する際の項目を増減し、「キャッシュ」はキャッシュ利用の有無。「パスカウント」はテストを繰り返す回数を指定する。
画面下部のメッセージにあるとおり、「Tab」キーで各カテゴリーを移動し、「F10」キーを押せば変更した診断オプションを反映させた、メモリー診断が行われる。
阿久津良和(Cactus)