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Windows 10はMicrosoftアカウントの使用を前提としているが、セットアップ時にMicrosoftアカウントを選択すると、フォルダー名が勝手に付けられる。そこで、ローカルアカウント→Microsoftアカウントの切り替え方法を紹介しよう。

先頭5文字がフォルダ名に?

セットアップ時やユーザーアカウント追加時、Windows 10はMicrosoftアカウントの使用を執拗にうながしてくる。Windows 10が備える多くの機能はクラウドと連携し、ユーザーの行動をプロダクト品質の向上につなげているからだ。

その賛否は置いておくが、始めからMicrosoftアカウントを選択すると困るのがユーザーフォルダー名である。例えば「Akutsu3@live.jp」というアカウントを新たに追加した場合、フォルダー名は最初の5文字「Akuts」となる仕組みだ。

Microsoftアカウント「Akutsu3@live.jp」でユーザーを新規作成した場合、ユーザーフォルダー名は「Akuts」となる

ローカルアカウント→Microsoftアカウント

ユーザーフォルダー名の問題を避けるには(好みのユーザーフォルダー名でMicrosoftアカウントを使うには)、最初にローカルアカウントを作成する。注意すべきは「このPCを使うのは誰ですか?」に入力した文字列が、ユーザーフォルダー名になること。パスワードはMicrosoftアカウント切り替え時に入力するので、忘れにくい文字列を使用しよう。

「Win」+「I」キーを押すなどして「設定」を起動し、「アカウント」をクリック/タップ

「家族とその他のユーザー」→「その他のユーザーをこのPCに追加」と順にクリック/タップ

「このユーザーのサインイン情報がありません」をクリック/タップ

「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」をクリック/タップ

ローカルアカウント名やパスワードなどを入力して、「次へ」ボタンをクリック/タップ

作成したローカルアカウント→「アカウントの種類の変更」ボタンと順にクリック/タップ

「管理者」→「OK」ボタンと順にクリック/タップ

スタートメニューからサインイン中のユーザー→ローカルアカウントと順にクリック/タップ

さらに必要に応じて、ローカルアカウントの種類を「標準ユーザー」から「管理者」に変更しておくとよい。これらの設定を終えたら、新たなローカルアカウントでWindows 10にサインインする。

その後、ローカルアカウントからMicrosoftアカウントへの切り替えを行えばよい。最後に「情報の追加」をクリック/タップして、アカウントを有効にするためのセキュリティコード入力などを行おう。

「設定」の「メールとアカウント」を開き、「Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」をクリック/タップ

各テキストボックスにMicrosoftアカウントおよびパスワードを入力し、「サインイン」ボタンをクリック/タップ

テキストボックスにローカルアカウントのパスワードを入力し、「次へ」ボタンをクリック/タップ

PINのセットアップを求められるが、ここでは手順省略のため「この手順をスキップする」を選択した。通常は任意のPINを設定しておこう

これで好みのユーザーフォルダー名でMicrosoftアカウントが利用可能になった

阿久津良和(Cactus)