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海外のIT系ニュースサイトを眺めていると、Microsoft StoreでPowerToysの配付が始まったという。実はPowerToysのアップデートプロセスは少々煩雑。Microsoft Store経由で自動更新されるのであれば、手間が掛からないとWindows 10でアクセスしたところ、該当ページにたどり着けないのである。
PowerToys開発陣が示したリンク先「https://aka.ms/getPowerToys」にアクセスすると、Microsoft Storeは起動はするもののトップページが現れるのみ。Windows 11 Insider Previewで試したところ、ようやくページを確認できた。
GitHubの関連スレッドを読むとUAC(ユーザーアカウント制御)の昇格プロンプトなど多様な理由から待望の自動更新は未サポート。インストールプロセスを大幅に見直す提案が寄せられていた。PowerToysに関しては今後に期待することとして、気になるのはWindows 10で開かなかった点である。
そこで短縮URL解析サイトで先のリンクを分析すると、「ms-windows-store://pdp/?productid=XP89DCGQ3K6VLD」という文字列にたどり着いた。現Microsoft SoreはこのプロダクトIDを認識できず、Windows 11 Insider PreviewのMicrosoft Storeプレビューでのみコンテンツを検出可能だった。
Windows 11 Insider PreviewのMicrosoft Storeは、"プレビュー"段階を終えればWindows 10へバックポートされる可能性が高いので、これ以上掘り下げるつもりはないが、少し面白い現象だったので今回紹介した。