「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

IE(Internet Explorer)11では簡単に作成できたWebページのショートカットファイルだが、Microsoft Edgeでは正しく動作するインターネットショートカットファイルを作成できない。そこで今回はいくつかの回避方法を紹介する。

インターネットショートカットファイルは動作しない?

Microsoft Edgeは、任意のWebサイト/Webページをスタートメニューにピン留めする機能を持っている。よって、「インターネットショートカットファイルは不要」という考え方も、あながち間違ってはいない。

Microsoft Edgeで対象となるWebページを表示させてから、「…」→「このページをスタートにピン留めする」と順にクリック/タップ

確認をうながすメッセージが表示されたら、「はい」ボタンをクリック/タップ

とはいえ、一時的にインターネットショートカットファイルを作成する、もしくは単に以前と同じ使い方をしたい、というユーザーもいるだろう。

スタートメニューにピン留めされたタイルを、デスクトップにドラッグ&ドロップ

作成できるのはMicrosoft Edgeのショートカットファイルのため、Microsoft Edgeが起動するだけだ

ピン留めしたタイル(任意のWebサイト/Webページ)をクリック/タップすれば、インターネットショートカットファイルと同様の動作を実現可能だ。しかし、上図のように、インターネットショートカットファイルの作成はできない。

「ショートカットの作成」で対応する

1つめの方法は、少しだけ手間がかかるものの、Microsoft Edgeとエクスプローラーの機能で完結する。

Microsoft Edgeで対象となるWebページを表示させてから、「Alt」+「D」キーなどを押してURLを選択する。この状態で「Ctrl」+「C」キーを押す。右クリックや画面の長押しからのメニューで、「コピー」をクリック/タップしてもよい

続いてデスクトップの何もないところを右クリック/長押しし、「新規作成」→「ショートカット」という順でクリック/タップ

エクスプローラーの「ショートカットの作成」を使用し、URLを貼り付けることで、インターネットショートカットファイルの作成が可能だ。

テキストボックスが選択された状態で「Ctrl」+「V」キーを押すか、右クリック/長押しし、「貼り付け」をクリック/タップ。最後に「次へ」ボタンをクリック/タップ

テキストボックスにインターネットショートカットファイルに付ける名前を入力し、「完了」ボタンをクリック/タップ

こちらはショートカットファイルではなく、インターネットショートカットファイルのため、標準のWebブラウザー(=Microsoft Edge)で、目的のWebページが開く。

インターネットショートカットファイルをダブルクリック/タップすると、今度は正しくWebページが開く

IE 11でファイルを作成する

もう1つはIE 11を使う方法だ。こちらは元々の機能として「ショートカットの作成」があるので、こちらを使用する。

検索ボックスに「IE」と入力し、「Internet Explorer」をクリック/タップ

Microsoft Edgeで対象となるWebページを表示させてから、何もないところを右クリック/長押しし、「ショートカットの作成」をクリック/タップ

確認をうながすメッセージが表示されたら、「はい」ボタンをクリック/タップ

作成したインターネットショートカットファイルは、先ほどと同じようにMicrosoft Edgeで目的のWebページが開く。IE 11を起動する必要はあるが、操作自体はこちらのほうが簡単だ。

インターネットショートカットファイルをダブルクリックすれば、Microsoft Edgeで目的のWebページが開く

阿久津良和(Cactus)