「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。
正月休みを終えてからの本稿執筆にあたり、年末から電源を入れていなかったSurface Proを起動した。するとまず、Windows Hello顔認証に使用する内蔵カメラの電源が入らない。
しかし、Windows Hello顔認証がWindows 10起動のタイミングによって使えなくなることは、よくある話である。気にせずPINでサインインし、習慣となったWindows Updateを実行したところ、以下のようなエラーが発生した。
Windows Updateのプロセスは煩雑になりながらも、基本はダウンロードとインストールである(より詳細な情報を知りたい方は公式ドキュメントをご覧いただきたい)。何らかの競合が発生したのかと「再試行」ボタンを数回押してみたが、変化する様子はない。昨年(2020年)末に使っている際、気付かぬ間に更新プログラムを取得したのだろうか。あれこれ原因を考えてみたが、解決策は極めてシンプルだった。再起動である。
PCを再起動したところ、案の定更新プログラムの適用が始まり、1分程度でロック画面が現れた。今回の現象が発生したSurface ProはWSL 2を有効にしており、Linux Kernelの更新が冒頭のエラーを引き起こしていたようである。
「急がば回れ」ではないが、怪しいスタートアッププロセスやタスクが紛れ込んでいないのであれば、「困ったら再起動」は今も有効のようだ。