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Windows 10サインイン時に、文字列を含まない謎のダイアログが現れるトラブルをご存じだろうか。警告を示すアイコンや「OK」ボタンが並び、同ボタンを押せばダイアログを閉じることは可能だが、再度サインインすると再登場する厄介な存在だ。
まずは対処法から紹介しよう。なお、レジストリエントリーを操作するため、必要に応じてバックアップなどを事前に作成してほしい。
これで謎のダイアログは現れなくなる。
では、実行内容を紹介しよう。Windows 10はスタートアップフォルダーの他に、「HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run」キーや、「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run」キーに代表されるレジストリキーへ、自動実行するプログラムをエントリーとして作成する。
今回削除したのは、すでに非推奨となった「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows」キーの文字列値「Load」だ。以前のWindowsは、同文字列値でエクスプローラーの機能を拡張する手段を用意していたが、対象となるプログラムがPC内に存在しないと、謎のダイアログが現れてしまう。
今回はサインインするユーザー向けのHKEY_CURRENT_USERキーを対象に操作を行っているが、他のユーザーでも同様の現象が発生する場合は、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windowsキーのエントリーも確認してほしい。