「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。
OneDriveフォルダーのファイル / フォルダーに共有設定を施すと、共有中であることを示すアイコンがエクスプローラーに加わる。だが、ファイル/フォルダーの表示形式を「詳細」モードに切り替えると、共有アイコンの目視は難しくなる。
「詳細」モードに表示されたアイコン、一見すると共有アイコンが無くなっているように見える。が、じっくり見ると、フォルダーアイコンに対するオーバーレイアイコンとして残っていることに気付くはずだ。上の画像を拡大したものが下記の図。
なぜ、このようなUIになっているのだろうか。それは、エクスプローラーの列である「状態」が存在しないからだ。ファイルの実体をクラウドに保存するファイルオンデマンドを無効にすると「状態」は現れない。
念のため「詳細表示の設定」を確認。3つの「状態」が用意されていたので有効にしたところ、オーバーレイアイコンは有効のままだった。
OneDriveフォルダーにおけるファイルの状態を、オーバーレイアイコンで示しているのは苦肉の策なのだろう。属性情報を追加する方法も考えてみたが、ファイル/フォルダーの属性に共有状態を示すものはない。共有アイコンの視認性が高まるのは、エクスプローラー自身の進化を待つほかはなさそうだ。