「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

Microsoftは2020年10月に配信した更新プログラム「KB4580364」で、「Meet Now(今すぐ会議を開始する)」を有効にした。タスクバー右下にビデオ型のアイコンとして表示されている。

「Meet Now」はSkypeによるオンライン会議(通話)をより簡素に実行できる機能だが、環境によって同アイコンが現れる・現れないことに戸惑いを覚えている。筆者の環境でMeet Nowアイコンが現れたのは、DevチャネルのWindows 10 Insider Previewと仮想環境で実行中のWindows 10 バージョン1909のみ。

当然ながらインジケーターに隠れているわけでもない。実行しているSkypeのバージョンが影響しているのか、と確認してみたが、先のWindows 10 Insider Previewも、Meet Nowアイコンが現れないWindows 10 バージョン20H2もSkypeを実行(常駐)している。Meet Nowアイコンの表示・非表示を切り替えるレジストリエントリーを作成しても結果は一緒だった。

  • 2020年10月以降、タスクバー右下にこのビデオアイコン「Meet Now」が突然現れた人もいるだろう。起動には「Meet Now」アイコン→「会議を作成」と順にクリック/タップする。なお、「会議に参加する」を選ぶと、Webページ経由で後述するコードの入力を求められる

  • 自身の名前を入力し、生成されたコードをオンライン会議を行う相手と共有する

  • 「招待を共有」からはメールやSNS経由でコードを共有できる

Microsoftのオンライン会議ソリューションといえばMicrosoft Teamsだが、基本的にテナント(法人組織など)に名を連ねるユーザーの参加を想定している(ゲスト参加も可能)。対するSkypeは個人向けコミュニケーションツールという成り立ちもあって、コード(リンク)を知っていれば誰でもオンライン会議への参加が可能だ。

  • ここからは招待された側の操作。コード(リンク)を開くと、Skypeによるサインインをうながされるので、「開く」をクリック/タップする

  • Skypeが起動したら、「チャット」もしくは「会議に参加」をクリック/タップする

  • カメラをオフにしているので簡素な画面だが、音声通話やビデオ通話、PowerPointの表示などが行える

加えて会議は期限切れにならないため、自宅勤務でリモートワーク中でも気軽に同僚(参加者)に話しかけることも可能だろう。もっとも、業務情報の情報漏洩リスクを鑑みれば、本機能は友人や家族、恋人などと時間と空間を共有するプライベートコミュニケーションツールといえる。