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実は、Microsoft EdgeでWebサイトにアクセスすると、一部のサイトで「(Webサイト名)アプリをインストール」アイコンが現れる。ちなみに安定版Microsoft EdgeとCanaryチャネルのMicrosoft Edgeでは、アイコンデザインが変更されている。

  • Office 365のOWA(Outlook on the web)にアクセスした状態。赤罫線で囲んだアイコンが現れる

  • こちらはCanaryチャネルのMicrosoft Edge。アイコンデザインが異なる

このアイコンはWebサイトをアプリのように使用するPWA(Progressive Web Apps)を実行するためのもの。PWA自体はGoogleのエンジニアが開発したものだが、Microsoftも注力している。旧Microsoft Edge(EdgeHTML PWA)から現Microsoft Edge(Chromium Edge PWA)への移行をうながし、Microsoft Storeで配付可能なパッケージを作成する「PWABuilder」を米国時間2020年10月21日に更新したばかりだ。

  • アイコン→「インストール」ボタンと順にクリック/タップする

  • Webサイトのアイコンを持つMicrosoft Edgeが単独で起動する

上図で示したように、Microsoft Edgeベースながらも、タブやアドレスバーが存在せず、Webサイトをアプリのように使用できるのが最大の特徴だ。

なお、PWAに完全対応していないWebサイトも「…」→「アプリ」→「このサイトをアプリとしてインストール」でアプリ化できるものの、冒頭で述べたアイコンは現れない。これは、EdgeHTML PWAとChromium Edge PWAの差異から生じる現象と思われる。

  • 常に使用する場合は、タスクバーのアイコンを右クリック/長押しし、「タスクバーにピン留めする」をクリック/タップする

  • Microsoft Edgeのコンテキストメニューから「このサイトをアプリとしてインストール」を選択しても同じように使えるが、冒頭で述べたアイコンは表示されていない

PWAはアプリとして扱われるため、「設定」の「アプリ/アプリと機能」やスタートメニューのアプリリストにも加わる。Outlook(OWA)やGmailなど毎日のようにアクセスするWebサイトなら、PWA化する価値はあるだろう。

  • 「Outlook」を検索すると、PWAのOutlookとデスクトップアプリのOutlookがヒットする

  • スタートメニューのアプリリストにも追加される

アプリである以上、アンインストールも可能だ。前述した「設定」の「アプリ/アプリと機能」やスタートメニューや検索したアプリのコンテキストメニュー、Microsoft Edgeの「edge://apps/」から削除できる。この際、関連データを削除するか選択できるが、引き続きPWA化したサイトを利用する場合は削除してはいけない。

  • 「…」→「アプリ」→「アプリの管理」と順にクリック/タップする。ちなみに「すべてのアプリと固定」に並ぶ項目をクリック/タップしてもアプリの起動が可能だ

  • 削除するPWAの「×」アイコンをクリック/タップ。もしくは右クリック/長押しで現れるコンテキストメニューの「アンインストール」をクリック/タップする

  • 削除確認をうながすメッセージが現れたら、「削除」ボタンをクリック/タップする