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実は、Microsoft EdgeでWebサイトにアクセスすると、一部のサイトで「(Webサイト名)アプリをインストール」アイコンが現れる。ちなみに安定版Microsoft EdgeとCanaryチャネルのMicrosoft Edgeでは、アイコンデザインが変更されている。
このアイコンはWebサイトをアプリのように使用するPWA(Progressive Web Apps)を実行するためのもの。PWA自体はGoogleのエンジニアが開発したものだが、Microsoftも注力している。旧Microsoft Edge(EdgeHTML PWA)から現Microsoft Edge(Chromium Edge PWA)への移行をうながし、Microsoft Storeで配付可能なパッケージを作成する「PWABuilder」を米国時間2020年10月21日に更新したばかりだ。
上図で示したように、Microsoft Edgeベースながらも、タブやアドレスバーが存在せず、Webサイトをアプリのように使用できるのが最大の特徴だ。
なお、PWAに完全対応していないWebサイトも「…」→「アプリ」→「このサイトをアプリとしてインストール」でアプリ化できるものの、冒頭で述べたアイコンは現れない。これは、EdgeHTML PWAとChromium Edge PWAの差異から生じる現象と思われる。
PWAはアプリとして扱われるため、「設定」の「アプリ/アプリと機能」やスタートメニューのアプリリストにも加わる。Outlook(OWA)やGmailなど毎日のようにアクセスするWebサイトなら、PWA化する価値はあるだろう。
アプリである以上、アンインストールも可能だ。前述した「設定」の「アプリ/アプリと機能」やスタートメニューや検索したアプリのコンテキストメニュー、Microsoft Edgeの「edge://apps/」から削除できる。この際、関連データを削除するか選択できるが、引き続きPWA化したサイトを利用する場合は削除してはいけない。