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ドライブ文字を強制変更してトラブルに

OSのクリーンインストールを終えると、以前の利用環境を復元するために各所の設定が必要になる。今回出くわしたトラブルはドライブ文字に起因するものだった。

筆者はOneDrive for Business用フォルダーとして、Cドライブではなく別ドライブ(ここではFドライブ)を指定している。OSをクリーンインストールした理由の1つが強制シャットダウンに伴うHDDの不調ということもあり、新しいHDDにファイルをコピーし、その後HDDの換装にあたり、ドライブ文字を強制的に変更していた。

  • 「ディスクの管理」で新しいHDDのドライブ文字を変更

しかし、ドライブ文字の変更時「ディスクの管理(diskmgmt.msc)」では「ドライブ文字に依存する一部のプログラムが正しく動作しなくなる場合があります。続行しますか?」と警告メッセージが発せられていた。筆者はこの警告を失念していたのだった。

  • その際に現れる警告ダイアログ。習慣的に「はい」ボタンを押していた

OneDrive for Businessの同期を終え、過去の資料や原稿がエクスプローラーの検索にヒットするように「インデックスのオプション(control.exe srchadmin.dll)」を起動したところ、目的のドライブが列挙されない。

  • 「インデックスのオプション」を起動し、「変更」ボタンを押したものの、インデックス作成対象のHDD(Fドライブ)が現れない

エクスプローラーの動作も問題ない。しばしの間考えて、先の警告ダイアログを思い出した。後は簡単。Windows 10に再サインインするだけである。すると今度は目的のドライブが現れた。

  • Windows 10に再サインインすることで、ドライブ文字に関するトラブルは解消する

ドライブ文字を参照するコードがWindows 10内部にどれだけあるのか知る余地もないが、同種のトラブルが発生した場合は、Windows 10への再サインインを試すことをおすすめしたい。