Microsoft EdgeはWebページや画像、任意の文字列など種類の異なる情報をクリッピングする「コレクション」という機能を備えている。たとえばPCパーツの購入を思案中であれば、各Webサイトで情報収集し、購入するECサイトで価格を調べると思うが、このような場面で役立つのがコレクションだ。

  • 「コレクション」ボタン→「新しいコレクションを開始する」をクリック/タップする

  • 追加するWebサイトを開いた状態で「現在のページを追加」をクリック/タップ

  • コレクションにWebサイトが追加された

  • 文字列は選択した状態、画像はそのままドラッグ&ドロップすることでも登録できる

上図にある「新しいコレクション」の部分は自由に編集できるので、「SSD」「CPU」など自身が分かりやすい名称をつければよい。コレクションに登録したコンテンツは、MicrosoftアカウントなどでMicrosoft Edgeにサインインすれば自動的に同期する。

  • Microsoft Edge Canaryチャネルでコレクションを開いた状態。先ほど登録したアイテムを参照できる

  • 「メモの追加」ボタンをクリック/タップすれば、コレクション内に覚え書きを残せる

コレクション内のアイテムをWordやExcelで編集することも可能だ。安定版Microsoft Edgeでは、WordやExcelに限定されるが、CanaryチャネルのMicrosoft EdgeではOneNoteやPinterestも加わっている。

  • 「Ctrl」+「A」キーを押してコレクション内のアイテムを選択してから、「共有」ボタンをクリック/タップすれば、WordやExcelへエクスポートが可能

  • こちらは「Excelに送信」を選択した状態。Web版Excelが別タブで開く

  • こちらは「Wordに送信」を選択した状態。同じくWeb版Wordが開く

コレクションはバックグラウンドでBing検索を実行し、Pinterestから関連するであろうコンテンツを表示する機能を今後実装する予定だ。下図はCanaryチャネルのMicrosoft Edgeだが、Pinterestの情報表示が好ましくない場合は「edge://settings/privacy」を開いて設定するとよい。

  • 「設定」の「プライバシーとサービス」にPinterestに関する設定項目が加わる

「ブックマーク(お気に入り)で十分」と考えているかたもいるだろう。しかし、ブックマークはあとから不要のものを整理する手間がかかるが、不要になったコレクションは簡単に削除できることを考えれば、一時的に必要な情報を集めるという「コレクション」の利便性が伝わるのではないだろうか。