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前回のInternet ExplorerとMicrosoft Edgeに続き、今回はMozilla Firefox(以下、Firefox)とGoogle Chrome(以下、Chrome)で、Adobe Flash Player(以下、Flash Player)を無効化する方法を紹介する。
Flashブランドは過去のもの?
既にAdobe Systems自身はHTML5を推進し、自社WebサイトにもFlash PlayerからHTML5への移行をうながすコンテンツページを設けている。また、Apple(iOSのSafari)はFlash Playerをサポートせず、Google(のChrome)もPC版は積極的にサポートしつつも、モバイル方面では「Flash Player for Android」のサポートをAndroid 4.1以前で留めている。このように、Flashブランドは過去のものになりつつある。
筆者は普段から使っているFirefoxでFlash Playerを無効にしているが、まれに困るのが官公庁や企業の古いコンテンツを閲覧する場面だ。そのようなWebサイトはFlashコンテンツを用いていることが多いため、Microsoft Edgeを起動して内容を確認するようにしている。つまり、Flash Playerの無効化は必要ながらも、複数のWebブラウザーが使用できる環境を用意し、使い分けるのが現時点でベストな方法といえるだろう。
FirefoxでFlash Playerを無効にする
さて、Firefoxは外部のFlash Playerを使用しているため、未インストールの場合は無効化の手順は必要ない。Windows 10はFlash Playerを内蔵するIEやMicrosoft Edgeが存在するため、未インストールのまま使うほうがセキュリティ面では安全だ。
FirefoxにFlash Playerをインストールしている場合は、以下の手順で無効化する。設定を終えたら、念のためFlash Playerのバージョンチェックページで確認しよう。
ChromeでFlash Playerを無効にする
Chromeが内蔵するFlash Playerを無効にするには、プラグインの管理ページから操作を行う。下図のように「Adobe Flash Player」がグレーアウトすれば操作完了だ。
ちなみに、何らかの理由でFlash Playerを有効化する場合は、すべてのWebブラウザーで無効化と逆の操作を行えばよい。
阿久津良和(Cactus)