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Windows 10 バージョン2004で加わった変更点の1つが、デバイスドライバーの提供形態だ。
これまでのWindows Updateは、累積更新プログラム(Cumulative Update)や更新プログラム(Update)、セキュリティ更新プログラム(Security Update)を含む「品質更新プログラム(Quality Updates)」を定期的に提供してきた。
「品質更新プログラム」は、デバイスドライバーを更新する「ドライバー更新プログラム(Driver Updates)」も含んでおり、Windowsの新たな性能を引き出せる一方、それまで動作していた機能が不安定になるといったリスクも抱えている。昔はデバイスドライバーのChangelogなどを参考にしながら、インストールの有無を取捨選択してきたが、「品質更新プログラム」に「ドライバー更新プログラム」が含まれていると、そのような判断を下すことができず、多くのユーザーを悩ませてきた。
だが、それもWindows 10 バージョン1909までの話。同バージョン2004は「ドライバー更新プログラム」を「品質更新プログラム」から分離することで、PCの安定性を維持することが可能になった。
ただし、インストールの判断が我々に委ねられたことになるため、ユーザーはインストール候補として示されたドライバー更新プログラムが、有用なのか否かを自身で見極めなければならない。