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Microsoft Store経由で解除できる

Windows 10には、インストール可能なアプリをUWPアプリに制限し、Win32アプリ(デスクトップアプリ)をインストールできない「Sモード」を用意している。端的な言い方をすれば、「Google ChromeやMozilla Firefoxはインストールできない」状態だ。

これは安全性の観点から「Simple(シンプル)」化することを目的に、Windows 10 バージョン1803からHomeやPro、Enterpriseなど全エディションで導入された。しかし、プライベート利用する場合などは特に、このSモードが不要な方も多いだろう。

タイミングを見て紹介しようと思っていたが一般向けPCを購入する機会がなく、今回久しぶりに、Sモード搭載のコンシューマ向けSurface Goを購入したので、Sモードの解除方法を紹介したい。

  • Windows 10(Sモード)のPCで「設定」を起動し、「更新とセキュリティ/ライセンス認証」に並ぶ「Microsoft Store」をクリック/タップする

  • Microsoft StoreのSモード解除ページを開いたら、「入手」ボタンをクリック/タップする

  • ボタンのメッセージが「インストール」に切り替わったら、同ボタンをクリック/タップする

  • 確認をうながすメッセージが現れたら、「はい、アップグレードを開始します」ボタンをクリック/タップする

Microsoft Storeの説明にあるとおり、Sモードの解除は無償で実行できるが、再び有効化することはできないので、あらかじめご承知いただきたい。また、PCの再起動を匂わせるメッセージが途中で現れるが、Windows 10 Home(Sモード)からWindows 10 Homeに切り替えた限りでは、再起動は不要だった。

  • Microsoft StoreでSモード解除完了を示すメッセージが現れた後、「設定」の「更新とセキュリティ/ライセンス認証」を確認すると、Sモードが解除されたことを確認できる