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バッテリー駆動時間が短くなってしまう?

2020年1月15日にリリースされたChromiumベースのMicrosoft Edge。旧Microsoft Edgeと異なり、Google Chrome用拡張機能を使用できるが、便利だからといって"あれこれ"とインストールするとPCのパフォーマンスに悪影響を及ぼす。

  • Microsoft Edgeがアクティブな状態で「Shift」+「ESC」キーを押すか、「Shift」キーを押しながらタスクバーのアイコンを右クリック/長押しし、「ブラウザータスクマネージャー」をクリック/タップする

  • 赤罫線で囲んだ部分が拡張機能で消費したリソース群である

上図は筆者の環境だが、8つの拡張機能が稼働し、Google製Password Checkupに至っては約343MBを消費していることがわかる。PCの搭載メモリーが8GB未満だと、Microsoft Edgeに追加した拡張機能が原因で使用可能なメモリーをひっ迫してしまう。

拡張機能の有無はユーザーの使用スタイルによって異なるため、ご自身で取捨選択していただきたいが、もう1つ注意してほしいのが、バックグラウンドアプリとして動作する拡張機能である。

  • Microsoft Edgeが起動していない状態でもプロセスが残る

  • 通知領域に並んだアイコンのコンテキストメニューを見ると、拡張機能がバックグラウンドアプリとして稼働していることを確認できる

「Googleハングアウト」のようにバックグラウンドでも通知を受け取るような拡張機能をインストールした場合、Microsoft Edgeも終了してもプロセスは残り続けるため、バッテリーやリソースを消費し続けてしまう。このバックグラウンドアプリの動作を無効にするには以下の手順を実行する。

  • アドレスバーに「edge://settings/system」と入力して「Enter」キーを押し、「Microsoft Edgeが終了してもバックグラウンドアプリの実行を続行する」をクリック/タップしてスイッチをオフに切り替える

バッテリー駆動時間が使い勝手を左右するノートPCや2in1 PCなどでは、確認しておきたい設定項目だ。

阿久津良和(Cactus)