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新Microsoft Edgeならベータ版でもできる

2020年1月には一般提供版(GA)に達する予定の新Microsoft Edgeは、PWA(Progressive Web Apps)をサポートしている。PWAは本来はWebサイトをスマホアプリ(スマートフォン用アプリケーション)として使用する機能だが、Windows 10でも「アプリ」的に利用可能だ。

Office for WebのWord OnlineExcel OnlinePowerPoint OnlineOutlookを使用する機会が多い場合、お気に入りに登録するよりも容易にアクセスできる。ここではExcel Onlineを例に手順を紹介しよう。

  • 新Microsoft EdgeでExcel Onlineを開き、「…」→「アプリ」→「このサイトをアプリとしてインストール」と順にクリック/タップする

  • インストールをうながすメッセージが現れたら、「インストール」ボタンをクリック/タップする

  • 手前がPWA化したExcel Online。奥が新Microsoft EdgeでExcel Onlineを開いた状態。また、デスクトップにショートカットファイルが生成される

ご覧のとおりタブを含めたウィンドウフレームが取り除かれ、ネイティブアプリのように動作する。デスクトップに生成されたショートカットファイルは「msedge_proxy.exe」にプロファイルフォルダーとアプリIDを引数として与えていた。

  • スタートメニューから「Excel」を検索した状態。Office 365のExcelと見分けが付きにくい。インストール時の名称は変更した方が良さそうだ

不要になったPWAはMicrosoft Edgeや「設定」から削除できるので、Microsoft Edge Insider未参加の読者諸氏は新Microsoft Edgeリリース後に試してほしい。今回はリリース直前ということで、新Microsoft Edgeベータ版(バージョン79.0.309.54)で検証したが、ご覧のように問題なく動作している。また、Office 365のOutlook Web AccessやSlackなどもPWA化が可能だった。

  • 新Microsoft Edgeで「…」→「アプリ」→「アプリの管理」と順にクリック/タップし、削除するPWAの「×」ボタンをクリック/タップする

  • 「設定」の「アプリ/アプリと機能」から、通常のアプリと同じ手順でもアンインストールできる

阿久津良和(Cactus)