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Runキーのエントリーを削除する
すべてのWindows 10 PC環境に当てはまるか分からないが、筆者の環境ではサインイン時にMicrosoft Teamsクライアントが自動起動するようになった。思い出しうる限り、自分のPC環境でMicrosoft Teamsクライアントをインストールした記憶はない。
公式ドキュメントによるとバージョン1902(2019年2月)から、Office 365 ProPlusに含まれるようになったようだが、筆者が本現象に出くわしたのは2019年9月のお話。
調べてみると、HKEY_CURRENT_USER¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Runキーに「%LOCALAPPDATA%¥Microsoft¥Teams¥Update.exe」をサインイン毎に実行するエントリーが見つかった。
筆者はSlackもMicrosoft Teamsも使っているが、いずれもWebブラウザ経由でアクセスしているため、各クライアントは未使用のまま。加えてサインイン開始からPC利用までのタイムラグを最小限にしたいため、スタートアッププログラムが増えるのも好ましくない。そこでMicrosoft Teamsクライアントを使用しない方向けのTipsをご紹介する。
reg delete "HKCU¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Run" /v "com.squirrel.Teams.Teams" /f
これでRunキーからMicrosoft Teamsを自動起動するエントリーが削除された。先の公式ドキュメントには、HKEY_CURRENT_USER¥SOFTWARE¥Policies¥Microsoft¥Office¥16.0¥TeamsキーにDWORD値「PreventFirstLaunchAfterInstall」を作成し、データを「1」に変更することで自動起動を抑止する旨の記載もある。レジストリ操作に詳しい方は合わせて参考にすると良いだろう。
阿久津良和(Cactus)