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「重要な通知の一覧」をカスタマイズ

「集中モード」は文字どおりPC上の作業に集中するため、通知を抑止する機能だ。集中モードの無効化や、「アラーム&クロック」以外の通知を非表示にする「アラームのみ」、SMSやリマインダー、もしくは特定の連絡先とアプリからの通知のみ表示する「重要な通知のみ」を選択できる。たとえばSlackの通知を集中モード有効時に受け取る場合は、以下の手順を実行する。

  • 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「ms-settings:quiethours」と入力して「OK」ボタンをクリック/タップする

  • 「重要な通知の一覧をカスタマイズする」をクリック/タップする

  • 「アプリを追加する」をクリック/タップし、一覧から通知を許可するアプリをクリック/タップで追加する

  • ここではSlackを例にしているが、一連の操作でSlackが加わった

集中モードを使用する前に強くお伝えしたいのが「自動規則」の存在だ。これは、特定環境下で集中モードが自動的にオンとなるもの。筆者は仕事の合間にPCゲームをプレイすることが多いものの、自動規則に「ゲームをプレイしているとき」が入っていたらしく、Slackの通知を受け取り損ねた経験があった。

  • 筆者の「自動規則」に関する設定

また、同項目をオフにしていても、SlackのDM着信通知が現れず、スマートフォンのアイコンバッチで気付いたケースもあった。こちらは「アプリを全画面表示モードで使用しているとき」が有効だったため。メインディスプレイの左横にポートレート(縦画面)で配置したサブディスプレイに、Webブラウザーを全画面表示で使用していたのが原因だった。

このように集中モードを有効にすると目の前の作業に集中できるが、思わぬ落とし穴もあるので注意してほしい。

阿久津良和(Cactus)