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「あの設定はドコ?」と遭遇しやすいのがデスクトップ周りのカスタマイズ機能だ。Windows 10でもさほど変わっていないのだが、コントロールパネルから「設定」に移管されたため、見つけにくくなっているのも事実。今回はこれらの項目を追いかける。
「テーマ」の各設定はドコへ?
Windowsがテーマ機能を搭載したのは、「Microsoft Plus! for Windows 95」の時代(1995年)までさかのぼるが、Windows 8.x以降は重視されていない。Windows 10では「設定」に項目が残っていても、内容は古いままだ。
一見すると未提供のように思われるが、「テーマ」をクリックすることでWindows 8.xと同じ「個人設定」を呼び出せる。ここから「デスクトップアイコンの変更」「マウスポインターの変更」などクリックすれば、以前と同じダイアログが開くので、デスクトップのカスタマイズはこちらから行えばよい。
ただし「デスクトップの背景」と「色」に関しては、Windows 8.xと同じウィンドウにリンクされておらず、「設定」に並ぶ「パーソナル設定」の「背景」や「色」が起動する。
Windows 8.xと同じ操作で設定したい場合は、「第5回(デスクトップの背景色を自由に変更する)」や、「第6回(ウィンドウフレームの配色を自由に変更する)」を参照してほしい。
Windows 10で「テーマ」は使える?
答えは「Yes」。MicrosoftがWindows 7時代からはじめたテーマの提供は今でも続けられており、Windowsテーマパックファイル(.themepack)のフォーマットも変更されていない。
「個人設定」の「オンラインで追加のテーマを取得」をクリックし、Webブラウザーでダウンロードページにアクセスしよう。Windowsテーマパックファイルをダウンロードして開けば、適用される。
Windows 10になって、デスクトップカスタマイズの余地が少なくなってきたと感じている方は、気分転換でテーマを変更してみてはいかがだろうか。
阿久津良和(Cactus)