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Windows XP時代の既定ポリシーに戻った

Windows 10におけるUSBメモリーの取り扱いが話題になっている。実機がないため未検証だが、USBストレージに関する「取り外しポリシー」が加わったのはWindows XP時代、そしてWindows 8までは「クイック削除」が選択されると記憶している。

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    こちらはWindows 10 PCにUSBメモリーを接続した状態

だが、Windows 8.1やWindows 10 バージョン1803までの既定は「高パフォーマンス」だった。公式ドキュメントによれば、Windows 10 バージョン1809以降は既定ポリシーを変更し、「クイック削除」が選択される。つまり、元通りになったわけだ。

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    通知領域の「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」アイコンをクリック/タップすると、USBメモリーなどメディアの取り外しが可能になる

「高パフォーマンス」を選択した状態は、前述したダイアログの説明にもあるとおり、通知領域に並ぶ「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」アイコンの操作が必要だ。Windows歴が長いユーザーにとっては当たり前の部類だが、Windows 10からPCを使い始めたというユーザーは、Windows 10においけるUSBデバイスの扱いを知っておいてほしい。

今後の仕様変更を踏まえて、取り外しポリシーに関する設定の呼び出し方法も付け加えておこう。

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    (1)「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「diskmgmt.msc」と入力して「OK」ボタンをクリック/タップ

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    (2)PCに接続したUSBメモリーに割り当てられたディスク番号を右クリック/長押しし、「プロパティ」をクリック/タップすればプロパティダイアログが起動する

阿久津良和(Cactus)