ショートカットファイルで起動する

Windows 10は最終的に設定項目を「設定」に集約させる予定だ。そのため、かつてコントロールパネル経由で設定できた項目にはアクセスしにくい。その代表例が「デスクトップアイコンの設定」だ。

直感的にはデスクトップのコンテキストメニューを参照しがちだが、残念ながらそのような項目は用意されていない。Windows 10 バージョン1809では、「設定」の「個人用設定/テーマ」に並ぶ「デスクトップアイコンの設定」から、「デスクトップアイコンの設定」を呼び出す必要がある。

  • デスクトップアイコンの表示/非表示は、「設定」の「個人用設定/テーマ」に並ぶ「デスクトップアイコンの設定」から呼び出す

「デスクトップアイコンの設定」は、検索ボックスに「デスクトップ」と入力し、検索候補のリストに現れる「テーマと関連項目の設定」を選択することでも参照できるが、あまり直感的ではない。そこで「デスクトップアイコンの設定」を簡単に呼び出すショートカットファイルの作成方法を紹介しよう。

  • デスクトップアイコンの何もないところを右クリック/長押しし、「新規作成」→「ショートカット」と順にクリック/タップする

  • テキストボックスに「"C:¥WINDOWS¥system32¥rundll32.exe" shell32.dll,Control_RunDLL desk.cpl,,0」と入力して、「次へ」ボタンをクリック/タップする

  • テキストボックスに「デスクトップ アイコンの設定」と入力して、「完了」ボタンをクリック/タップする

このままでも動作するが、白色の書類アイコンのままでは見栄えもよくない。そこでデスクトップアイコンの設定ダイアログに使われているアイコンに変更しよう。

  • 作成したショートカットファイルを右クリック/長押しし、「プロパティ」をクリック/タップする

  • 「アイコンの変更」ボタンをクリック/タップし、「アイコンの変更」ダイアログのテキストボックスを「C:¥Windows¥System32¥desk.cpl」に変更して、現れたアイコン→「OK」→「OK」とボタンを順にクリック/タップする

本手順でショートカットファイルは完成だ。後はユーザー自身が使いやすいフォルダーにショートカットファイルを移動させれば、使い勝手も向上するだろう。

  • これで「デスクトップアイコンの表示」が起動するショートカットファイルの完成だ

阿久津良和(Cactus)