ワンステップで仮想マシンを起動する

PowerShellを用いたバッチファイルを作成する

Windows 10上で仮想マシンを操作するには、「Hyper-Vマネージャー」を使用する。仮想マシンを起動するまで数ステップを要するため、筆者は煩雑に感じてしまう。

• 各仮想マシンを管理・操作する「Hyper-Vマネージャー」

そこで、Windows PowerShell(以下、PowerShell)。仮想マシンの作成から設定変更まで、多くのコマンドレットを用意しているが、仮想マシンを起動する「Start-VM」を使えばワンステップで操作できる。これが今回の趣旨だ。

• メモ帳などで下記囲みの内容を入力する。ただし、環境変数VMNAMEはご自身の仮想マシン名に置き換えてほしい

• 任意の場所にバッチファイルとして保存する。ファイル名は何でも構わない

今回のバッチファイル実行には管理者権限が必要だ。そのため、バッチファイルのショートカットファイルを作成し、常に管理者権限で実行する設定を行う。

• デスクトップなどにショートカットファイルを作成する

• ショートカットファイルのプロパティダイアログから、「詳細設定」ボタン→「管理者として実行」→「OK」ボタン→「OK」ボタンと順にクリック/タップ

後はバッチファイルを実行すれば、仮想マシンの起動と「仮想マシン接続(vmconnect.exe)」によるアクセスが始まる。管理者への昇格プロンプト操作が必要ではあるが、Hyper-Vマネージャーよりは操作しやすいだろう。

• 後はバッチファイルを実行すれば、仮想マシンが起動する

阿久津良和(Cactus)