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プロセス単位でバッテリー消費状況を確認
Windows 10 バージョン1709(Fall Creators Update)ではGPU、同バージョン1809(October 2018 Update)ではバッテリーに関する拡張がタスクマネージャーに加わった。
上記手順では「GPU」「GPUエンジン」「電力消費」「電源の使用率の傾向」を有効にしている。ちなみに電力消費は、CPU・ストレージ・GPUによる消費電力への影響を示し、電力使用率の傾向は一定時間を経過してからの各ハードウェアによる電力消費量をメッセージで示す。ロジックがGPUと同じであれば、パフォーマンスカウンターを経由してデータを取得するため、1分程度経ってから示す仕組みだ。
残念ながらバッテリー関連の情報は「パフォーマンス」タブには加わっておらず、グラフによる可視化は行われない。では、どのような場面で活用すべきかというと、バッテリー駆動時に「今日はバッテリーの減りが速い?」と違和感を覚えたときだ。タスクマネージャーに表示された情報から、バッテリーを消費しているアプリケーションを見極められるだろう(そして必要に応じてアプリを終了しよう)。
もっとも、バッテリー消費が激しいアプリケーションを捜し出すのであれば、「設定」の「バッテリー残量に影響を及ぼしているアプリを表示する」を参照する方法もある。ただし、タスクマネージャーのバッテリー情報のようにプロセス情報は確認できないため、場面に応じて使い分けてほしい。
阿久津良和(Cactus)