「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。
「システムのプロパティ」から無効にする
Windows 10で致命的なエラーが発生すると、青いエラー画面を示すBSoD(BlueScreen of Death)が現れる。発生時はメモリー情報をファイルに書き出すダンプファイルなどを生成してからPC再起動に至るが、BSoD発生要因となったエラー情報を確認したい場合、自動的に再起動されたくないこともあるだろう。この設定を変更する方法は複数用意されている。
まずは「システムのプロパティ(sysdm.cpl)」から実行するシステムエラー自動の動作設定。「起動と回復」に並ぶ「システムエラー」セクションの「自動的に再起動する」のチェックを外せばよい。
コマンドプロンプトから無効にする
次は管理者権限を持つコマンドプロンプトから無効にする。Windowsの共通基盤アーキテクチャであるWMI(Windows Management Instrumentation)の閲覧や制御を行う「wmic.exe」を使う方法だ。
「スタートアップ設定」から無効にする
こちらの手順は冗長なため、あまりおススメできないが、「スタートアップ設定」で無効にする方法も紹介しよう。
「自動再起動」を再び有効にするには
再び有効にするには「システムのプロパティ」の「起動と回復」にある「自動的に再起動する」を再チェックするのが一番簡単だ。コマンドラインで操作する場合は、「wmic recoveros set AutoReboot = true」で再び有効化できる。
なお、本稿では手順を割愛するが、レジストリキー「HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥CrashControl」のDWORD値「AutoReboot」のデータを「1」に変更しても、自動で再起動する設定になる。
阿久津良和(Cactus)