「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。
エクスプローラーのオプションで有効化
Windows 10 バージョン1803(April 2018 Update)から加わったタイムラインは、デバイスの垣根を越えて、使用したドキュメントの参照性を高めることで、作業効率を向上させる機能だ。
類似した取り組みは、アプリに対しても行われている。以前のセッションで起動していたアプリを、次回のサインイン時に起動する「Pick up」機能は、Cortana経由でその存在を確認できる。
ただし現時点のPick Upは、Cortanaの使用言語が英語の場合のみ制御可能。我々が使う日本語環境で同項目を確認するには、管理者権限を持つアカウントで表示言語として英語を追加すればよい。
このように、作業に取りかかるまでの時間を短縮する仕組みは、以前のWindowsでもあった。それが再サインイン時にフォルダーの状態を復元する「ログオン時に以前のフォルダーウィンドウを表示する」だ。
タイムライン、Pick up、フォルダーの再表示という3つの機能を組み合わせれば、作業効率が改善するだろう。なお、フォルダーの状態はレジストリに格納されるため、PCを再起動しても有効だ。
阿久津良和(Cactus)