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クレジットカード情報の保存を抑止する

インターネット上でよく買い物をする人にとって、クレジットカード情報の自動入力機能は魅力的な存在だろう。だが、Webブラウザーは何であれ、クレジットカード情報をPCに保存するのはあまりおすすめできない。何らかの理由でクレジットカード番号や有効期限が漏えいした場合、追跡して削除するのが難しいからだ。

Windows 10 バージョン1803(April 2018 Update)のMicrosoft Edgeは、クレジットカード管理機能を備えるようになった。とはいえ、利便性よりもリスク回避を重視する場合、カード管理機能は無効にしておこう。以下の手順でクレジットカード管理情報を無効にできる。

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    Microsoft Edgeの「設定」→「設定」と順にクリック/タップ

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    「詳細設定を表示」ボタンをクリック/タップ

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    「オートフィルの設定」セクションに並ぶ「カードを保存する」のスイッチをオフに切り替える

クレジットカード情報を削除する

既にクレジットカード情報を入力している場合、下記手順で削除できる。

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    先の画面で「カードの管理」ボタンをクリック/タップすると、クレジットカード情報が現れる。そのままマウスオーバーして「×」ボタンをクリックすれば削除完了

上図では、Microsoft Payの下にクレジットカード情報が並んでいることが分かるだろう。こちらはMicrosoft Edgeではなく、MSA(Microsoftアカウント)にひも付けたクレジットカード情報だ。この情報を削除するには、MSA設定ページから作業する。

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    MSA管理ページにアクセスし、「支払いと請求」→「支払いオプション」と開いて、クレジットカード情報の「削除」をクリック/タップ

なお、Microsoft Edgeの機能拡張に伴い、設定ページが見にくく感じるかもしれない。このあたりは改良が進んでいるところで、Windows 10の時期大型アップデート「Redstone 5」では、設定項目が整理される予定だ。

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    Windows 10 Insider Preview ビルド17711のMicrosoft Edge

阿久津良和(Cactus)