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新アプリ「Screen Sketch」と新ショートカットキーを追加
Microsoftは、画面取り込み(スクリーンショット、スクリーンキャプチャ)に関する機能を刷新しようとしている。以前の連載でもWindows 95時代から続く各機能を取り上げたが、Windows 10 Redstone(RS)5では、「Snipping Tool」を廃止する予定だ。その代わりとなるのが、新しい「Screen Sketch」アプリである。
上図のように、Windows Inkワークスペースと同じAPIを利用したScreen Sketchは、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリとして稼働し、「New」ボタンで画面取り込み機能が動作する仕組みだ。
この画面取り込み機能、Screen Sketchを経由せずに、直接呼び出すこともできる。「Win」+「Shift」+「S」キーを押すと、アプリ未起動の状態で、「四角形クリップ」「フリーフォームクリップ」「全画面表示クリップ」と3種類の画面取り込みが可能だ。
基本的には、Screen Sketchを起動してから操作することになるのだが、既存のフォトレタッチアプリなどを併用する場合、画面取り込み機能でクリップボードに取り込み、そのままフォトレタッチアプリに貼り付けたほうが簡単だろう。
なお、Microsoftの説明では、「PrtSc」キーによる呼び出し設定も用意するという。筆者は当初「デバイス」でこの項目を探していたが、よくよく見ると「簡単操作/キーボード」に呼び出しを有効にする設定項目が見つかった。
設定項目の場所として、「簡単操作」が適切なのか疑問は残るが、こちらの設定を有効にすれば、画面取り込み機能を活用できるだろう。
阿久津良和(Cactus)