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表示のカスタマイズとレジストリエントリーが必要

以前のWindowsでは、通知領域の時計に秒時刻を追加できた。だが、Windows 10 バージョン1803(April 2018 Update)で確認したところ、動作がこれまでと異なるのだ。

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    検索ボックスに「日付」と入力し、「日付と時刻の設定」をクリック/タップ

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    「日付と時刻の形式を変更する」をクリック/タップ

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    「時刻(短い形式)」のドロップダウンリストを開くと、秒時刻を示す「ss」が存在しない

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    「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「intl.cpl」と入力して「OK」ボタンをクリック/タップ

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    「追加と設定」ボタンをクリック/タップし、「時刻」タブの「時刻(短い形式)」を「H:mm:ss」に変更して、「OK」→「OK」と順にボタンをクリック/タップ

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    通知領域の時計に秒時刻が現れない

バージョン1803から加わったのか、それ以前のバージョンから加わった変更なのか確認していないが、上図に示した操作を行っても秒時刻は現れない。

調べてみたところ、秒時刻の表示を制御するレジストリエントリーであるDWORD値「ShowSecondsInSystemClock」が必要になったようだ。今回はコピー&ペーストで済ませるため、管理者権限を持つコマンドプロンプトで下記の手順を実行してほしい。

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    管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、下記囲みの内容をコピー&ペースト

reg add "HKCU¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Explorer¥Advanced" /v ShowSecondsInSystemClock /t REG_DWORD /d 1 /f

あとはWindows 10に再サインインすれば、以前のとおり秒時刻が通知領域の時計に加わる。追加したエントリーを削除するには、「reg delete "HKCU¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Explorer¥Advanced" /v ShowSecondsInSystemClock /f」を実行すればよい。

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    Windows 10に再サインインすると秒時刻が現れる

阿久津良和(Cactus)