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可読範囲が広がる「コンパクト」がおすすめ

必要最小限の機能だけを備えるUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリの「メール」は、軽快な操作が魅力の1つ。作成できるメッセージはHTML形式で、テキスト形式を選べないなど不満も残るが、標準メーラーとしてはまずまずの完成度だ。

Windows 10 バージョン1803(April 2018 Update)に更新すると、その「メール」アプリでフォルダーやメッセージの間隔を調整することが可能になる。バージョン1803にいたるInsider Previewでテストが始まり、個人的には早期公開を期待していた機能の1つだ。

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    「メール」を起動し、「設定」ボタン→「個人用設定」と順にクリック/タップ

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    「フォルダーとメッセージの間隔」から、任意の間隔項目をクリック/タップで選択

選択肢として、「広い」「中程度」「コンパクト」の3種類を用意し、それぞれ以下のように表示間隔が切り替わる。既定値の「広い」では4本のメッセージを一読できるが、「コンパクト」では6本のメッセージまで拡大される。

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    間隔として「広い」を選択した状態

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    間隔として「中程度」を選択した状態

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    間隔として「コンパクト」を選択した状態

ちなみに執筆時点の「メール」アプリでは、他の変更点として「メールセキュリティ」の追加と、「署名」の変更を確認できた。前者はOffice 365専用の設定として、メッセージのデジタル署名や暗号化に関する設定が可能。なお、同アカウントを登録していない場合、「この設定はどのアカウントにも適用できません」というメッセージが現れる。

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    「設定」ボタン→「メールセキュリティ」と順にクリック/タップすると、デジタル署名および暗号化の設定が可能になる

後者の署名は、独立したダイアログ上で作成するように変更し、フォント設定などメッセージ作成と同じコントロールが加わった。メールの新機能はWeb上で確認できるため、合わせて確認することをおすすめする。

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    以前は設定ペインで行っていた署名作成だが、新たにダイアログ上で作成するように変更している

阿久津良和(Cactus)