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項目が現れない場合は最新ビルドへ更新
OneDriveやOneDrive for Businessの同期を行うOneDriveクライアントは、OSと同じく定期的な更新が加わっている。概要はMicrosoftのWebサイトで確認できるが、最近気付いたのはOneDriveアクティビティセンターに「設定」と「一時停止」が加わった点だ。
上図はInsiderリングのビルド18.025.0204.0009だが、別PCで確認したところ、Productionリングのビルド17.005.0107.0008でも同じメニュー項目の存在を確認できる。先のMicrosoftサイトで各ビルドの変更点を確認したが、OneDriveアクティビティセンターに関する言及はなかった。
同期の一時停止機能は、これまで通知領域のOneDriveアイコンを右クリックし、コンテキストメニューを使っていた。メニューの項目をたどって一時停止時間を選択する必要があり、タッチ環境だと操作ミスをしやすい。
今回の変更に伴い、OneDriveアクティビティセンターに対するクリック/タップ操作だけで、同期の一時停止が可能になる。なお、OneDriveアクティビティセンターに並ぶファイル名をダブルクリック/タップすると、関連付けたアプリケーションでファイルを開き、青く書かれたフォルダー名をクリック/タップすると、そのフォルダーが開く。
もし、読者諸氏の環境でOneDriveアクティビティセンターに変化が見られない場合は、先のMicrosoftサイトにアクセスして、最新ビルドのダウンロードをおすすめする。
通常は、開発完了から1~2週間でロールアウトするProductionリングを選択すればよい。安定性を優先したり、業務に用いたりする場合は、60日の猶予を見てロールアウトするEnterpriseリングを選ぶとよいだろう。
阿久津良和(Cactus)