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プロパティダイアログからアイコンを変更

タスクバーにアプリケーション(以下、アプリ)をピン留めした場合、特定のアイコンが自動的に付与されるが、場合によっては好みのアイコンではないため、変更したくなることもあるだろう。このタスクバーにアプリをピン留めした際の情報はショートカットファイルのため、簡単な操作で変更することが可能だ。

タスクバーにピン留めしたボタンのプロパティダイアログ。ご覧のように「ファイルの種類」から、ショートカットファイルであることが分かる

ただし、変更できるのは未起動のデスクトップアプリに限られ、起動済みデスクトップアプリと、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリは対象外となる。

アイコンを変更したいボタンを「Shift」キーを押しながら右クリック/長押しし、「プロパティ」をクリック/タップ

プロパティダイアログが起動したら、「アイコンの変更」ボタンをクリック/タップ

任意のアイコンをクリック/タップで選択し、「OK」→「OK」とボタンを順にクリック/タップ

タスクバーにピン留めしたアプリのボタンはショートカットファイルとして、「%APPDATA%\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch\User Pinned\TaskBar」フォルダーに格納される仕組みだが、ここに含まれるのはデスクトップアプリのみ。UWPアプリをピン留めしても、「%ProgramFiles%\WindowsApps」フォルダーの深い階層と連携するため、今回のTipsは利用できない。

デスクトップアプリを起動した状態では、コンテキストメニューの内容が異なる

UWPアプリは起動・未起動にかかわらず、プロパティダイアログを呼び出すことができない

なお、エクスプローラーの一部であるタスクバーでアイコンを変更しても即時反映されない。Windows 10への再サインインといったいくつかの対処方法があるものの、下図で示した「設定」などから関連付け設定を更新するのがもっとも簡単だ。

「Win」+「I」キーを押すなどして「設定」を起動し、「アプリ/既定のアプリ」で任意の設定を変更する。例えば「メール」で使用するアプリが既定のままであれば、「メール」を再選択すればよい

これでアイコンの表示状態が更新され、先の手順で変更したアイコンを確認できる

阿久津良和(Cactus)