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OneDrive.com上でごみ箱からファイルを復元する
Office 365 Soloなどを契約し、1TBのOneDriveを活用している読者諸氏は大勢いることだろう。筆者も使っているのだが、先日、PC上で誤ってOneDriveフォルダー以下のファイルを大量に削除したとき、Microsoftから以下のメールが送られてきた。
内容を簡単に説明すると、「注意! 削除したファイルはごみ箱に移動し、ファイルは30日以内に削除する」と、利用者に注意をうながすものだ。
PC側でOneDriveフォルダーのファイルを削除した場合、通常はローカルストレージ側の「ごみ箱」に移動するが、OneDrive.com上のファイルもOneDrive.comの「ごみ箱」も移動する。PC側で「Shift」+「Del」キーを押して直接削除した場合、ローカルストレージからは削除されるが、OneDrive.comではごみ箱に入り、Microsoftの説明どおり30日後に削除される。
Microsoftからの注意メールに対する受け止め方は、利用者によって異なるだろう。筆者が最初にこのメールを目にしたのは、家族の写真を格納したフォルダーを誤って削除した場面だ。おかげで数十年の想い出を失わずに済んだが、意図的にファイルを削除した場合は煩わしく感じるかもしれない。その際は、メール中の「opt out」をクリック/タップすると、メール配信が停止する。
ただし、オプトイン(メール配信の有効化)を行うリンクや設定は見当たらない。OneDrive.comの「通知」の「共有しているファイルが変更されました」が該当すると思われるが、オプトアウトした際もチェックオン/オフが変わらなかったため、安全性を担保したい方には注意してほしい。
さて、誤って削除した場合、OneDrive.comのごみ箱から対象となるファイルを「復元」すればよい。Webブラウザーで開いたOneDrive.comの画面で、「表示」オプションから「タイル」を選択すれば、ごみ箱に入っているファイルがサムネイル表示される。より詳しくファイルの情報を確認しながら選択する場合は、詳細情報を利用しよう。
サムネイルやファイルの詳細情報を確認し、必要であれば復元操作を行おう。なお、筆者のようにフォルダーごと削除した場合は、「元の場所」を参考に複数ファイルを選択してから実行する。
面倒な場合は「すべてのアイテムを復元」をクリック/タップして、再整理した方が安全だ。なお、Microsoftはメール送信タイミングを明示しておらず、ファイル数なのかファイルサイズのか確認できなかった。
阿久津良和(Cactus)