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デジタルカメラで撮影した画像ファイルをPCに取り込むとき、どんな方法を使っているだろうか。今回は意外と便利な「画像とビデオのインポート」に関するTipsだ。デジタルカメラなどを直接PCにつなげないと利用できない「画像とビデオのインポート」を、SDカードリーダーでも使用する方法を紹介する。
DLLファイルを用いて「画像とビデオのインポート」を起動する
デジタルカメラで撮影した画像ファイルをPCに取り込むとき、どんな方法を使っているだろうか。カメラとPCをUSBケーブルで直結するか、SDカードリーダーを使うことが多いはずだ。画像ファイルの転送は、そのままエクスプローラーでドラッグ&ドロップする場合がほとんどだろう。これはこれで楽なのだが、デジタルカメラの命名規則に沿ったファイル名は扱いづらい。
また、デジタルカメラやスマートフォンをPCに接続した場合は、最近の製品ならまず「デバイス」として認識されるため、「画像とビデオのインポート」が利用可能だ。こちらを使えば、インポートする画像/動画の確認やファイル名の変更など、ある程度まで自動化できる。便利に使っているユーザーも少なくないだろう。
ただし、SDカードリーダー経由の場合、「画像とビデオのインポート」は使えない。そこで試していただきたいのが以下の方法だ。
SDメモリーカードをPCに接続した状態で、「画像とビデオのインポート」を直接コマンドラインから呼び出せば、SDメモリーカードを「その他のデバイス」として認識し、画像や動画のインポートが可能になる。
「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「rundll32.exe "C:\Program Files\Windows Photo Viewer\PhotoAcq.dll",PhotoAndVideoAcquire」と入力して「OK」ボタンをクリック/タップする |
フォトレタッチなど細かい操作は行わず、単に「PCに画像・動画ファイルを取り込みたい」のであれば、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションの「フォト」も利用できるので、一度試してみてほしい。
阿久津良和(Cactus)