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Windows 10 Creators Updateが備える新機能の1つに「テーマ」機能がある。今回はデスクトップを飾るテーマ機能の基本的な使い方を紹介しよう。
ようやく利用可能になったWindows 10の「テーマ」機能
コンシューマー向けWindowsは、長年「デスクトップテーマ」という機能を備えてきた。その歴史は1995年リリースのWindows 95までさかのぼるほどだ。
だが、Windows 10もバージョン1607までは、旧来のUIで設定しなければならず、Microsoftもデスクトップテーマファイルを用意していない。この点を改善したのが、Windows 10 Creators Update(バージョン1703)が備える変更点の1つだ。
Windows 10バージョン1703は「設定」の「個人用設定/テーマ」を刷新し、現在選択中の背景画像や配色、イベントサウンド、マウスカーソルの個別選択を可能にしている。さらに追加されたリンク「ストアで追加のテーマを取得」からは、「ストア」経由でテーマファイルのダウンロードが可能になった。
UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションと同じく、ワンステップでテーマをダウンロードできるので、お好みに応じて選んでほしい。なお、ボタン名は「購入」となっているものの、執筆時点でMicrosoftが提供するテーマはすべて無償だ。
ダウンロードを終えたら、切り替え操作が必要。先の手順を参考に「設定」を起動するか、ダウンロード後に変化する「起動」ボタンを押して「個人用設定/テーマ」を開き、一覧に並んだテーマを選択すれば、デスクトップが切り替わる。
なお、不用になったデスクトップテーマの削除方法は第155回をご覧いただきたい。
阿久津良和(Cactus)