「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

「Windows 10アップグレードアシスタント」で簡単アップグレード

2017年4月11日(日本は12日)に公開予定の「Windows 10 Creators Update(バージョン1703)」は、同日にWindows Updateから更新プログラムの配布が始まるとされている。それを待つのも手だが、4月5日(日本は6日)に公開された「Windows 10アップグレードアシスタント」を使うことで、いち早くWindows 10バージョン1703への更新が可能だ。

アップグレード前のWindows 10バージョン1607には、事前にツールの存在を匂わすメッセージが現れていた。「はい。方法を確認する」をクリック/タップ

公開前と異なり、メッセージやリンクの内容が変化していた。「ソフトウェアダウンロードサイト」をクリック/タップ

「今すぐアップデート」ボタンをクリック/タップし、「Windows 10アップグレードアシスタント」をダウンロード

上図に並ぶ「ツールを今すぐダウンロード」ボタンは「メディア作成ツール」のダウンロードリンクなので、直接Windows 10をアップグレードする場合は、「今すぐアップデート」ボタンで、Windows 10アップグレードアシスタントを選択する。

ボタン名が「実行」に変化したらクリック/タップ。すると、現在のビルド番号とオンライン上のビルド番号が示されるので、確認の上「今すぐ更新」ボタンをクリック/タップ

次にハードウェアのシステム要件が自動的に行われる。Windows 10バージョン1607を快適にお使いの場合は問題にならないだろう。ここでも「次へ」ボタンをクリック/タップ

これでWindows 10バージョン1703への更新プログラムをダウンロードし、自動的に適用準備が行われる

適用準備を終えたら自動的にPC再起動のカウントダウンが始まる。すぐに再起動する場合は「今すぐ再起動」ボタンをクリック/タップすればよい

最後に確認をうながすメッセージが現れる。筆者の環境では手動で再起動する必要があった

あとは画面の指示に従って、更新プログラムのダウンロードおよび適用を実行すればよい。Windows 10アップグレードアシスタントの実行ファイル名「Windows10Upgrade9252.exe」の数値が何を指すのか、筆者も分からなかった。なお、実行ファイルのバージョンは「1.4.9200.17384」である。

筆者は今回、数台のPCをWindows 10バージョン1703に更新してみたが、今のところ大きなトラブルに見舞われた環境はなかった。更新直後はインデックス情報の更新や各サービスの実行など、バックグラウンドで処理が進むため、数分間の放置をおすすめしたい。

Windows 10 バージョン1703のビルドNoは「15063.14」となる

阿久津良和(Cactus)