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アプリ単位の詳細カスタマイズを行えば便利になる
Windows 10は、メールやIM(インスタントメッセンジャー)といったアプリケーションが発するトースト通知と、それらを一覧表示するアクションセンターのダブル構成になっている。もとはWindows Phone 8.xの機能だけに、スマートフォンライクな機能がOSに組み込まれたと考えると分かりやすい。
例えば筆者なら、原稿執筆のように集中してPCに向き合う場合、トースト通知の割り込みは邪魔な存在となる。トースト通知を抑止する方法は複数用意されており、一時的に止める場合はクイックアクションの「非通知モード」を有効にすればよい。
常に非通知設定にする場合は、「設定」の「システム/通知とアクション」から設定を変更する。「通知」セクションに並ぶ「アプリやその他の送信者からの通知を取得する」をオフに切り替えると、トースト通知の表示を抑止することが可能だ。
「画面を複製しているときに通知を非表示にする」は、主にプレゼンテーションを考慮した設定である。外部ディスプレイにPCを接続してPowerPointを使っているとき、トースト通知が現れては目も当てられない。そのためにMicrosoftは、この設定項目を用意したのだろう。
アプリケーション単位でトースト通知を無効にする場合は、「これらの送信者からの通知を取得する」でオン/オフを切り替えればよい。アプリケーション名をクリック/タップすると、トースト通知表示のオン/オフ、ロック状態の通知、アクションセンターへの通知、イベントサウンドなど個別設定が可能になる。
例えば、即時対応を求められる仕事用IMはすべてオンにし、プライベート用IMは「通知バナーを表示」だけをオフに切り替えるといった、個別設定を行うと使いやすい。
阿久津良和(Cactus)