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「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」から変更する

Windows 10の標準Webブラウザ、Microsoft EdgeはPDFファイルに対応し、他のアプリケーションをインストールせずともPDFリーダーとして利用できる。だが、機能面でもの足りない場面も多く、他社製のPDFリーダーが必要になる場合もあるだろう。今回はAdobe Acrobat Reader DCを例に、関連付けの変更手順を紹介する。

設定を変更する前に任意のPDFリーダーをインストールしておこう。今回はAdobe Acrobat Reader DCを使用する

以前はコントロールパネルベースで設定していた関連付け設定だが、Windows 10 バージョン1607では、この部分もUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)化された。そのため、コントロールパネルの「既定のプログラム/関連付けを設定する」のように、拡張子を入力してカーソルを移動させることはできないのは少々不便である。

検索ボックスに「ファイルの種類」と入力し、検索結果で示された「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」をクリック/タップ

拡張子ごとの一覧から「.pdf」を探し出し、関連付けられているアプリケーション(Microsoft Edge)をクリック/タップ

関連付け可能なアプリケーションがリストアップされたら、Adobe Acrobat Reader DCなど任意のPDFリーダーをクリック/タップ

設定を終えると下図に示したように、ファイルの関連付けと同時にアイコンが変更される。ダブルクリック/タップすれば、選択したPDFリーダーが起動する。

設定前のPDFファイルは、Microsoft Edgeに関連付けしたアイコンが表示される

設定後のPDFファイルは、見慣れたAcrobat Readerのアイコンに変更される

ちなみに、コントロールパネルベースの設定方法も残されているため、拡張子入力に伴う検索性の低さは回避可能だ。また、「設定」の「システム/既定のアプリ」に並ぶ「アプリによって既定値を設定する」をタップすると、コントロールパネルベースの「既定のプログラムを設定する」が起動し、こちらから関連付けを変更することもできる。

最終的には今後、コントロールパネルベースの設定はUWPベースに移行するが、現時点のWindows 10における操作方法として、両者を使い分けるのがおすすめだ。

コントロールパネルの「既定のプログラム/関連付けを設定する」も利用可能。「.pdf」と入力するとカーソルが同名の拡張子に移動するので、そのまま「プログラムの変更」ボタンをクリック/タップして設定を変更すればよい

アプリケーションベースで関連付けを変更する「既定のプログラムを設定する」はUWP化されていない。こちらの「すべての項目に対し、既定のプログラムとして設定する」をクリック/タップすれば、ワンステップで関連付けを変更できる

阿久津良和(Cactus)