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サードパーティー製の日本語入力システムを使っている場合、Microsoft IME(MS-IME)を利用する機会は少ない。そこでMS-IMEの削除方法を紹介する。

ワンクリックで削除完了

MS-IMEはWindows 10標準の日本語入力システムだが、ATOKシリーズなどサードパーティー製品を利用している場合、削除してもかまわないだろう。以下の手順で簡単に削除可能だ。

検索ボックスに「地域と言語」と入力し、検索結果の「地域と言語の設定」をクリック/タップ

「言語」セクションにある「日本語」をクリック/タップして展開し、「オプション」ボタンをクリック/タップ

インストール済みIMEの一覧が現れたら、「Microsoft IME」をクリック/タップで展開し、「削除」ボタンをクリック/タップ

ご覧のように表示内容がサードパーティー製の日本語入力システムだけになれば操作完了だ

標準IMEの削除は、拍子抜けするほど簡単である。削除後に何らかの不具合が起きるかといえば、少なくとも筆者が確認する限りでは特に生じていない。ただ、今後リリースされるWindows 10 Creators Updateのような大型アップデートを適用すると、MS-IMEが復活するため、同じ手順で削除してほしい。

コントロールパネルのアプレットである「言語」の「詳細設定」。選択肢はサードパーティー製品のみとなる

筆者はWindows 10 Insider PreviewでMS-IMEを削除しているが、新ビルドへの更新時はMS-IMEが復活したり、しなかったりと、動作が安定しない場合がある。ただし、日本語入力面で問題はない。

こちらは「言語」の「言語のオプション」。入力方式はサードパーティー製品のみとなる

注意点は、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションだ。UWPアプリによっては、サードパーティー製の日本語入力システムでは応答せず、MS-IMEに切り替える必要がある。もっとも、UWPアプリで日本語入力システムを有効にすると、動作しないケースも散見される。この辺りは、日本語入力システムやWindows 10ではなく、UWP側の問題となるだろう。

阿久津良和(Cactus)