「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。 |
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Windows 10では、一部の機能を「Windowsの機能」から有効化・無効化できる。ただ、GUIベースの操作は意外と面倒なため(特に再セットアップ時など)、「Dism.exe」を使った方法を紹介する。
「Dims」ツールでコントロール
例えば最近では、SMB 1.0の脆弱性が発見されたことから無効化が推奨されているが、その操作も「Windowsの機能」から実行しなければならない。
上図のように手順自体は単純だ。しかし、Windows 10を初期状態に戻したとき、「必ずHyper-Vを有効にしたい」「Internet Explorer 11は不要」などと、自分なりの設定をする手間がある。
そこでおすすめしたいのが、Windows Vistaから搭載された「展開イメージのサービスと管理(DISM)」だ。WIM(Windowsイメージング)ファイルやVHD/VHDX(仮想ハードディスク)ファイルに対して、機能の有無を制御するツールだが、稼働中のWindows 10に対しても利用できる。
管理者権限を得たコマンドプロンプト上で「dism /online /Get-Features」と実行して、制御するパッケージ名を確認。例えばInternet Explorer 11を無効にする場合は、「dism /online /Disable-Feature /FeatureName:Internet-Explorer-Optional-amd64」と実行(64ビット版の場合)。
SMBダイレクト機能を有効にするには、「dism /online /Enable-Feature /FeatureName:SmbDirect」と実行する。なお、「/NoRestart」をオプションとして追加すれば、Windows 10の再起動はうながされない。
機能を削除するには「dism /online /Disable-Feature /FeatureName:{パッケージ名}」と入力して「Enter」キーを押す。結果を反映するにはWindows 10の再起動が必要。再起動する場合は「Y」キー、そのまま作業を続ける場合は「N」キーを押す |
機能を追加するには「dism /online /Enable-Feature /FeatureName:{パッケージ名}」と入力して「Enter」キーを押す。結果を反映するにはWindows 10の再起動が必要。再起動する場合は「Y」キー、そのまま作業を続ける場合は「N」キーを押す |
さて、肝心のパッケージ名は下記にまとめたので参考にしてほしい。ここでは「64ビット版Windows 10 Proエディション」で確認しているため、Homeエディションの場合は利用できないパッケージも含まれている。また、この連載を読んでくださっている読者諸氏の場合、IIS(インターネット インフォメーション サービス)などは不要と判断し、割愛した。
阿久津良和(Cactus)