「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

以前からWindowsは複数の時計(タイムゾーン)を表示できるが、システムの制限からローカル時間を含めた3カ所のタイムゾーンしか表示できない。ただし、Windows 10の「アラーム&クロック」を使えば、必要に応じて増やすことが可能だ。

スタートメニューに世界時計をピン留めする

Windowsでは「地域と時刻」から時計(タイムゾーン)を追加することで、世界各国の日時を確認できる。筆者は以前から米国一部のタイムゾーンを登録していたが、その設定は最大で2カ所まで。これ以上増やすことは難しい。

コントロールパネルから起動した「日付と時刻」の「追加の時計」タブにある、「この時計を表示する」をクリック/タップしてチェックオン。そしてドロップダウンリストから表示させたいタイムゾーンと名称を入力して、「OK」ボタンをクリック/タップ

こちらは設定を有効にした筆者のデスクトップ環境。異なるタイムゾーンを登録している

そこで思いつくのは、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションの「アラーム&クロック」を活用すること。こちらの「世界時計」は、チェックしたいタイムゾーンを好きなだけ登録できる。さらに、タイムゾーンはスタートメニューにピン留め可能だ。

検索ボックスに「アラーム」と入力し、検索結果である「アラーム&クロック」をクリック/タップ

右下の「+」ボタンをクリック/タップし、テキストボックスに登録する地域名を入力し、検索結果をクリック/タップ

追加したタイムゾーンを右クリック/長押しし、「スタート画面に追加」をクリック/タップ

確認をうながすメッセージが現れたら、「はい」ボタンをクリック/タップ

こちらは先の手順を繰り返して3カ所のタイムゾーンを追加した状態。これならひと目で各地の時刻を確認できる

タイルサイズが「中」の場合は地域名が省略されるため、すべて表示させる場合はサイズを「横長」に変更する。加えて、タイル数を4列にするために、「設定」の「個人用設定/スタート」に並ぶ「タイル数を増やす」のスイッチをオンに切り換えると収まりがよい。

タイルサイズを「横長」に変更すると、地域名が省略されない状態で確認できる

阿久津良和(Cactus)