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大量のファイル/フォルダーを個別にリネームするのは面倒な作業。だが、ショートカットキーを使えば順番にファイル/フォルダー名を変更できるのだ。

「Tab」キーで次のファイル/フォルダーに移動する

エクスプローラーは選択したファイルやフォルダーをまとめてリネーム機能を備えている。対象となるファイルを選択した状態でリネームを実行すると、接尾辞として数値が加わるというものだ。

対象となるファイルを選択した状態で「F2」キーを押すか右クリック/長押し→「名前の変更」をクリック/タップ、任意の名前を入力して「Enter」キーを押す

すると新たな名前と接尾辞として「(数値)」が加わる

ここで変更した内容は直後であれば、コンテキストメニューの「元に戻す」で変更前の状態へと簡単に戻せる。

フォルダー内の何もないところを右クリック/長押しし、「元に戻す - 名前の変更」をクリック/タップ

紹介しておいて何だが、この機能を使う場面は決して多くない。ファイル名は内容を想像できるものにしておきたいが、接尾辞の数値だけではこと足りないからだ。個別にファイル/フォルダー名を変更する場合は、エクスプローラーの「Tab」キーを活用したい。

同じ操作でファイル/フォルダー名編集モードに切り換え、ファイル名を変更したら「Enter」キーではなく「Tab」キーを押す

するとフォーカスが次のファイル/フォルダーに移動するため、連続した名前変更処理を素早く実行できる

ポイントは「Enter」キーを押して編集内容を確定するのではなく、「Tab」キーで次のファイル/フォルダーに移動する点だ。編集した名前はそのまま確定し、次のファイル/フォルダーも編集モードになるため、そのまま名前を編集すればよい。なお、前のファイル/フォルダーに移動する場合は「Shift」+「Tab」キーを押す。

この機能はWindows 7時代から存在しているが、エクスプローラーの表示形式も問わずに使用できるため、Windows 10でも活用したい機能の1つだ。なお、複数のファイル/フォルダー名を一定の規則に沿って変更したい場合は、フリーソフトのリネームツールを使う方が簡単だろう。

阿久津良和(Cactus)