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「ごみ箱」を空にするには、基本的にGUI操作が必要だ。今回は、その操作をワンクリックで実行するショートカットファイルを紹介する。
PowerShellのコマンドレットを使う
「ごみ箱」を空にする基本的な方法は、コンテキストメニューからの実行と、リボンからの実行だ。いずれも使い慣れた操作方法だと思うが、数ステップの操作を必要とする。
そこで、コマンドラインからWindows OSを操作するPowerShellを使うと、よりシンプルな操作でごみ箱を空にすることが可能だ。PowerShellの「Clear-RecycleBin」は文字どおり、「ごみ箱を空にする」ために用意されたコマンドレットである。引数としてドライブ文字の指定なども可能だが、今回の使い方では不要だ。
ごみ箱を空にするたびにコマンドを打つのは面倒なので、ショートカットファイルを利用するとよい。そのままコマンドレットを呼び出すと、上図のように操作をうながされるので、あらかじめ「Y」キーを送るためにEchoコマンドを併用する。
cmd.exe /c "echo Y|PowerShell.exe -NoProfile -Command Clear-RecycleBin"
ショートカットファイルをダブルクリック/タップで実行すれば、ごみ箱が空になる。
ドキュメントフォルダーなど任意の場所にショートカットファイルを移動させて、コンテキストメニューの「スタート画面にピン留めする」を選択すれば、簡単に呼び出せるのでおすすめだ。アイコン(タイル)が味気ない場合は、ショートカットファイルのプロパティダイアログから、「アイコンの変更」ボタンをクリック/タップし、「C:\WINDOWS\System32\imageres.dll」ファイルを選択すれば、任意のアイコンに変更できる。
阿久津良和(Cactus)